給湯器の水漏れ修理

練馬水漏れ修理MAYAMAXX

給湯器内部から水漏れした原因と対処法

私は某大手水回り製品の修理部門に在籍しておりました。以下の文はその経験によって得た知識と技術によるものです。

まず、給湯器の内部からの水漏れは一般の方ではほとんど手が付けられ場合が多い事をご承知おき下さい。
修理は水道修理業者でも可能な場合もありますが、大半は水道業者から給湯器のメーカーへの依頼となります。

原因は主に給湯器の内部の「Oリング」というパッキンの摩耗、損傷か、部品が水圧に耐え切れなくなり起こります。
これは水道修理業者でも手が出せないことが多いのが実情です。

それでも、激しく水漏れを起こしている様ならば比較的簡単に出来る原因と対処法が有ります。
それは給湯器の下部に設置されている「止水栓」と呼ばれるハンドル状のバルブを閉めてしまう事です。当然ながら修理が完結するまで一時的に給湯器が使用出来なくなってしまい不便な状況になってしまいますが、内部の水漏れが続くと水道料金もかかりますし、他の健全な部品が水を被る事によって2次的被害が生じてしまうので、まずは水漏れを止める事が先決です。

ちなみに、給湯器の何処かには必ずメーカーの修理部門の電話番号が記載されているので、水道修理業者に修理を依頼するよりも、メーカーの修理部門に連絡した方が時間的にも金銭的にも負担が少なくて済む場合が有ります。
良心的な水道修理業者は調査だけでメーカーに依頼した場合は自分達への出張費や調査費等を請求してきませんが、ただ見て結局自分達では手を付けられずにメーカーに依頼しただけでも、前記の費用をメーカーの修理費に上乗せという形で請求する場合が有るからです。

また、大家さんや管理会社に連絡しても同様の事が起こり得ます。

給湯器の修理依頼で現場に行き多い症状として水道管のパッキンの摩耗によって水漏れを起こしている。または、お湯側の銅管(架橋ポリエチレン管なども含む)に亀裂が入っていて水漏れを起こしているケースがほとんどです。原因がパッキンの劣化による不具合でしたらパッキン交換だけで簡単に水漏れが止まるのですが銅管などに亀裂が入っていて水漏れが生じている場合には、その部分の水道管の交換。あるいは、給湯器から蛇口や浴槽につながっている全体の水道管の引き直しが必要になる大掛かりな水道修理が必要になるケースもあります。銅管や金属管については、耐久年数もあるのでかなり古い金属管を使ってる場合には一部補修ではなく全体の引き直しをされた方が無難だと言えます。その理由としては、一部補修だけでは治った部分以外の金属疲労をしている箇所に負荷がかかり、そこから水漏れを起こすケースも多々あります。極端な例で言いますと修理をした日には問題が無かったが翌日になって違う部分から水漏れしてきたということもあります。そうならないためにも全体的な交換工事が必要になるといったことも想定をしておくべきでことです。給湯器自体の不具合で水漏れを起こしている場合には、90%以上の確率で燃焼室付近がひび割れを起こして水漏れしているケースがほとんどです。この場合には、修理をするよりか給湯器本体交換をした方が修理費用が安くなることがほとんどです。燃焼室の部品交換をする場合の修理料金は、新品の給湯器と同じぐらいの修理費用になってくると考えておいた方が良いでしょう。

水道管から水やお湯が漏れている時には、元栓を閉栓することで宅内全ての給水を止めることができますがマンション・アパートの共有配管の場合からの漏れている場合には効果がありません。賃貸にお住まいの場合には、マンションやアパートの管理会社か建物の所有者にご連絡をして解決方法の指示を得なければ勝手に修理依頼をした費用が掛かった場合には、お客様負担となりますのでご注意ください。

給湯器内部から水が漏れる箇所と原因について
給湯器内部から水が漏れる場合、以下のような箇所と原因が考えられます。
●タンクや貯湯槽
タンクや貯湯槽自体が破損している場合、水が漏れることがあります。これは、タンクや貯湯槽の経年劣化や損傷によるものです。
●配管や接続部
給湯器内部の配管や接続部分に亀裂や破損が生じると、水漏れが発生することがあります。配管の劣化や接続部の緩みが原因となる場合があります。
●バルブやバルブシール
給湯器内部にあるバルブやバルブシールの不良や摩耗により、水漏れが起こることがあります。バルブやバルブシールが正しく閉まらず、水が漏れ出ることがあります。
●ドレンバルブ
給湯器にはドレンバルブがあり、定期的なメンテナンスや給湯器の点検時に使用されます。ドレンバルブ自体に不良や破損が生じると、水漏れが発生することがあります。

これらの原因による水漏れが発生した場合は、給湯器の専門業者や修理業者に連絡し、修理や交換を依頼することが重要です。自身で修理を試みる場合は、給湯器のメーカーや取扱説明書に従って作業を行うことを推奨します。また、給湯器は高圧やガスなどの危険性があるため、安全に注意しながら作業する必要があります。


総合手順案内