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元栓水道設備において非常に重要な役割を果たす装置であり一般的には水道管の特定の位置に設置された主要な制御弁やバルブを指します。この装置を用いて水道システム全体の水流を制御・停止することができます。以下では、元栓の役割、種類、取り付け位置、利用方法などについて説明します。
1.元栓の役割と重要性
a.水道の供給制御; 元栓は、家庭や建物、施設などの水道システムにおいて、水の供給を制御する役割を担います。これにより必要なときに水を供給し不要なときに供給を停止できます。
2.緊急時の停止
緊急時には、元栓を閉めることで水の供給を一時停止させ水漏れや水災の被害を最小限に抑えることができます。
3.修理やメンテナンス時の利用
配管の修理やメンテナンスの際には、元栓を閉めて作業を行います。これにより安全効率的に作業が可能になります。
4.元栓の種類
a.メーター前元栓
水道メーターの直前に設置され家庭や施設内の水道を全体的に制御するための栓です。
b.分岐元栓
家庭や建物内の異なるエリアや設備ごとに設置され各部分の水供給を制御します。
c.緊急用元栓
災害時や緊急時に使用するための特別な栓で急な水の停止が必要な場合に備えて設置されています。
d.元栓の取り付け位置
一般的には、住宅や建物内の主要な水道パイプの近く、または容易にアクセス可能な位置に取り付けられます。キッチン、バスルーム、トイレ、洗面所など主要な水を利用する場所の近くに設置されることが多いです。
e.元栓の利用方法
・元栓は、回すことで開閉するバルブであり時計回りに回すと閉まり反時計回りに回すと開きます。水を使わないときや緊急時には閉めておくことが重要です。
・元栓は、水道システム全体の制御を可能にし緊急時の対応やメンテナンス作業において非常に重要な役割を果たします。適切な位置に適切なタイプの元栓を設置し正しく利用することが、安全で効率的な水の利用につながります。